たんたんの日々

淡々と生きる。坦々と暮らす。忘れていた楽しみ、おいてきぼりにしていた暮らし、新しい愉悦、心地よい時間を再発見していく日々をつづる。

オトナたちの学校の「道くさ」

 職業訓練校入校に際して(正式には入学ではない。なぜなら、学校教育法における学校ではないからだ)、「あいさつ・マナー・規律」が強調される。

 

 こういうことをうるさく言う背景には実際に多発するのだろうか、とも感じたが、実際にはまったくといっていいほど、そのようなことはなかった。

たしかに、20歳前後以下の子は自分たちもそうであったように多少粋がったり背伸びする態度の者もいないでもないし、外見では多少「怖めの人」もいるが(笑)ピアス・茶髪はまずいない。いったんは社会に出て、転職に際して職業訓練を選ぶから、ただ遊びたいだけの中高生とは違う。基本はみな、ほんとうにまじめである。

 

始業は8時50分だが、多くの者が8時半には登校して作業服に着替えて、開始を待っている。

時間割は、8:50~10:20、10分休憩、10:30~12:00、1時間休憩。しっかり1時間の昼休みだが、外に出ても食事する場所は少ないので、仕出し弁当か、カップめんの自販機か、持参だ。時間をもてあますが、僕は広い敷地を2周くらい歩いていたし、寝てるもの、予習してるもの、中にはボールとグローブを持ち込んでキャッチボールするグループもあった。

午後は、13:00~14:30、10分休憩、14:40~16:10。これで終業。おおむね16:50ころの電車にみな乗るからホーム上は人があふれんばかりだ。

 

ときおり混雑を回避して、昼過ぎから開いてる駅前の立ち飲み屋で明るいうちから飲むという「道くさ」も、オトナたちの学校のよいところであった。

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