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たんたんの日々

淡々と生きる。坦々と暮らす。忘れていた楽しみ、おいてきぼりにしていた暮らし、新しい愉悦、心地よい時間を再発見していく日々をつづる。

人生は振り返るな トイレは振り返って出ろ

この言葉の作者はわからない。何年か前の「名言・格言日めくりカレンダー(手帳大賞作品集)」に掲載されていた一般の方が応募したもののはずである。我が家ではトイレに架かっている。

言葉もそうだが特に猫のイラストが気に入って、額に入れてとってある。猫トイレの脇に一粒落ちているのがカワイイではないか。きっとこの猫の肉球の間にはネコ砂が一粒挟まっているはずである。

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昨年末もぎりぎりまでトイレをピカピカに磨き、注連縄を張り、年が明けるまでトイレに入ってはいけないと宣言したら(笑:もちろん冗談)家人が困っておった。

 

さて。人生というのは振り返りたくなるものではあるが・・・

1977年、まだ学生の頃からの手帳。約40年分を並べてみて思った。

退職したら一冊づつ、ためつすがめつ読み込んでかつてを思い起こし、自分史でも作るのかなあと想像していたが・・・今の気持ちはあっさり「邪魔だ!! 廃棄だ!断舎離だ」(笑) である。

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それでも捨てる前にこうして年の順に並べて見ると、ルーティンで動く職場は小さな手帳で間に合い、企画系の仕事だと扱うデータ量が飛躍的に大きくなり、普通の手帳では間に合わなくなっていたことがわかる。ちょうどシステム手帳が大流行した時代でもある。
システム手帳の巻末にデータベース(イエローページ)を仕込んだり、スケジューラとは別に、プロジェクト別の進捗管理シート挟み込んで使っていた。TODOリストは、全部線が引かれると片っ端から捨てていたが、半端な枚数ではなかった。

そのうち、たまたま仕事場の手帳製作の仕事がまわってきたので、システム手帳のリフィルサイズ(バイブルサイズ)で作って配布し、自分は6穴あけたり、バインダーに綴じて使ったりした。

よれよれで手垢で煮しめたような色になっている本革製バインダーには本当にお世話になった。リフィルよりも、これは捨てられない。

 

こうしたことをある場で報告したら、「人生の歴史が詰まった宝では?」「捨てないほうがいいと思うよ」とか「自分は捨てられない」と忠告やご意見をいただいた。だが僕は清々した気持ちだ。いやなことから逃れてと言う意味ではない。自己満足の部分はあっても自分が仕事してきた結果は時とともに薄まりながら、あるいは次の時代の方々がより良く改めながら継がれていると思えたから。

いつ誰と会って何をしたとかはもういいかなと。それらの結果として今もつながっている友が多い。そっちのほうがたいせつで幸せである。手帳を取っておいて、もう一度読んでも人生やり直せないし(笑)