老後資金と自己責任
「確定拠出年金」の移換手続きをしろ、と旧勤務先が提携する運営管理機関から連絡があった。退職から半年、バタバタ忙しくて手続きせず放っぽっておいたからだ。
9月に退職したので6ヵ月後の3月まで手続きの猶予期間がある。が、確かに半分過ぎたし、そろそろやらねば。
「確定拠出年金」は、僕の年代だと最初からあった制度でなく、十何年前に「401K」と騒がれつつ生まれた制度だ。大切な退職金の管理を外出しして本当に大丈夫なのか?自分で運用などできるのかと心配しつつ、「先のこと」はわからないと考えることを保留してきたが、その「先」がつい目の前にやってきた。まだ60歳までもらえないから運用管理を企業型から個人型に移換せよ、というわけだ。
比較的平易な解説がここにあった。
第1回「これでわかる! 確定拠出年金の仕組みとメリット」前編 - 投資信託協会
まあ自己責任で運用とはいえ、僕は妻に任せきりだったわけだが、その妻は株とか資産運用とかが大好きな人間なのだ。運用期間途中にいろいろ商品の転換を指図していたようで、結果、リーマンショックも乗り越え、ほんの僅かな運用評価損で定年直前までこぎつけた。
妻の株好きは長い。元手はあまりないのだが、リーマン以前はFXにも手を出していてかなり稼いだ。何か勘が働いたのか、リーマン直前にふと資金を引き上げ、手をひいたから幸いにも損することがなかった。
しばらく投資から手を引いていたが、またチョコチョコ小遣い稼ぎを始めている。僕が時給1000円以下のアルバイトをしている時に、今日は一日で1万3千円もうけた、とか言われると、そうか、座ったまま僕の2日分を数時間で稼いだのかと。
別にそれでくやしいとか感じる僕ではなく嬉しく思ってしまう。早く、僕が左団扇で暮らせるよう頑張ってほしいと心から願っている(笑)。そうはいかないか。